#2 注文住宅・完成までのながれについて(会社決定編)

家づくりの基礎

気になる会社の実際の家を見たり、会社の人と話してこられた中で、候補が数社に絞られてきたのではないでしょうか?

そうなるといよいよ、会社選びも最終段階となります。

多くの会社が、「ラフプラン」「概算見積もり」を出してくれます。
例えば既に土地があるなら、その土地情報を提示した上で希望の予算やプランを伝え、
提案してもらいましょう。

土地が無く、土地探しも一緒にしてほしい場合、土地を含めて家づくり全般にかけられる予算を伝え、希望の住宅とイメージとその住宅が建てられられて、かつ予算内に収まりそうな土地の提案をしてもらいましょう。

また、見積もりを取るために予算を伝えなければなりませんので、
資金のこと、住宅ローンについても同時並行で考えて行く必要がありますね。

せっかくこの会社に頼もうと決めたのに、ローンが組めなかった…では元も子もありません。
会社を決定後色々と相談できるように、その部分にも強い会社を選んでおくと安心です。

見積もりを頼む会社の決定

いよいよ家づくりのパートナーを決める最終段階となりました。

これまで実際に家を見たり、社員と会った会社の中から、見積もりを頼む会社を絞って依頼しましょう。
数が多すぎると比較が出来ないので注意が必要です。3社〜5社程度にとどめておく方が無難だと思います。

ここでもう1点注意すべきなのが、必ず「条件を同じにすること」
比較するための相見積もりなので当然ですね。

また、相見積もりを取っている段階であることを相手に伝えて行く方が、
お互い気持ちよく話が出来ると思います。

見積もりを頼む際の予算の伝え方

見積もりはお願いしたいけど、予算の想像が全く付かない…

そんなときは、なるべく正直に相談してみましょう。
家づくりにまわせる預金額と、毎月の返すことのできる金額を伝えると、その返済可能額を元に、借り入れが出来る金額や「総予算」を出してくれ、それに併せてプランを立ててくれる会社もあります。

また、どの程度余裕のある予算なのかも合わせて伝えられると良いですね。
例えば、魅力的な提案次第では、多少の予算が増える事も考えている、という場合はその旨も伝えましょう。より自分たちに合ったプランの提案を受けられるかも知れません。

見積もりを頼む際の土地と地盤の伝え方

住宅を建てるための土地を既に準備している場合、その土地の住所、広さを伝えましょう。
もし土地の図面を持っているなら、それを渡すのが一番いいですね。

それから、もしまだなのであれば、早めに調査しておきたいのは「地盤調査」。宅地として利用する際に補強が必要、という事になれば、数十万円〜数百万円もプラスでかかってくる事があります!

せっかくローンの計画も、それに基づいてプランも建ててもらったのに…予想外の出費!とならない為に、早めの調査がおすすめです!施工をお願いする予定の会社さんに頼んでみましょう。大体6〜7万円程度でしてくれる会社が多いようです。

私たちが見ただけでは分からない、広さや形への法的な制限が隠されている可能性もあります。
どんな基礎が必要なのか、という点は、見積もりに非常に大きく関わりますので、土地がまだ決まっていない場合、土地探しを先にした方が、正しい比較が出来ると思います。

キッチン、バスなどの設備については、どれを優先したいか伝えて

キッチンやバス、トイレなどの住宅設備は、それぞれの会社で予算に応じて選んでもらえます。
ただし、その中でこだわりたいことがある場合は事前に伝えておくとスムーズです。
「キッチンはアイランドキッチンで」
「トイレは掃除しやすいものがいい」
「床暖房にしたい」
「バスは広々とくつろげるように」
など…
予算との兼ね合いで、希望は全て通らないかもしれませんから、その中でどれが優先なのか、優先順位も伝えておくと良いでしょう!

現状への不満と将来の人生設計も大切です

まだこの時点では、理想の住宅が漠然としたものでも当然です。

そんなときは、今の住まい、暮らしに対する不満を伝えると、それに対する解決法をプロに提案してもらえますよ。そうして理想の住まい像を確かなものに近づけていきましょう!また、将来は子供が何人欲しい、同居を考えている、などの未来設計伝えると思っていた形を提案してもらい易くなります。

比較の際は「総予算」と「希望」が盛り込まれているか

見積もりの様式は会社によって様々なので、素人の私たちには比較が難しいものです。

そこで、最低限のポイントとして、「総予算」と「希望」が盛り込まれているかの2点をチェックしましょう。わからないことや不安に思った事は遠慮なく尋ねて、担当の方に教えてもらってOKです。その方が納得した上で比較できますし担当の方との相性や、どんな対応をしてもらえるかの一つの参考にもなります。

終わりに

信用でき、理想の暮らしを予算内で実現出来そうな会社に出会うことは、家づくり成功の大きなキーポイントですよね!見積もりをとってもうということは、まだ建てるかどうかわからないのに、時間を割いてもらっている、ということを頭の片隅に置き、丁寧に接する事で、より良い関係に繋がって行くと思います。是非良い出会いがありますように!

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